日々の活動報告

ブログ

2017.10.06

《ゴン太のこと》今後の課題。

{A8688382-11F0-46D4-96C1-24CA9756F3A2}
16才のゴン太
もう身体の自由もままならいという高齢の相談者さん。
以前から相談を受けていましたが、
今回色々とお話を聞いた上で、止むを得ず引き取りをして来ました。
{3B4B6AFE-B264-4F8F-9221-5BE801003E0D}

当団体では基本的にお引き取りはお断りしています。

保護施設が全て賃貸物件であること。
当団体が多頭飼育崩壊にならないようにすること。
NPO事業が破綻しないようにすること。
などの理由からお引き取りはせずにあくまで、相談者からの預かりという形にしています。
例えば当団体の事業が破綻したり、
猫の病気が蔓延した場合は速やかに、相談者に預かっている猫をお返しすることになっています。
これは組織や人材を守るために、徹底している代表としての考えです。
今後は認定NPOを目指し不動産の取得などが可能になれば、終生飼養施設を持ちたいと考えています。
そうなれば終生飼養を含め猫の引き取りなどもしたいと考えていますが、今の状態ではまだ無理があるのです。
今回は相談者さん自身の飼い猫ではなく、90代のお姉さんの飼い猫。
飼い主さんはすでにホームに入居。
止むを得ず猫を引き受けたものの、自分達の健康にも問題が出て来て
充分に面倒を見てあげることができないこと。
入院予定もあり今後の飼育が困難なこと。
まとまって飼育費用をお支払いしたいとのお申し出がありました。
品のある柔和なご夫婦
ゴン太のこともとても可愛がっていたようです。
帰り際に流石に別れが辛そうでしたが、
そのお顔には安堵の表情が見て取れました。
これまでのケースでは費用の捻出どころか、病院代も支払い出来ない方が多くお断りせざるを得ない状況が続いていました。
ボランティア団体=慈善団体と思われている方も多く、無償で猫の引き取りをしていると勘違いされるのです。
ただ、スタッフとも話し合っていたのですが、《費用を払える人の猫は引き取る》
《払えない人の猫は引き取らない》の線引きが何だか辛いよね…と。
全ての猫を助けたい!!!
言うのは簡単、、、
現実問題は常に大きな壁にぶち当たりショボーンショボーンショボーン
日々葛藤です。
高齢者の飼育放棄はこれからも大きな社会問題となって行くと思います。
各行政の皆さん
どうか目を向けてください!
動物と共生できない社会なんて
おかしいと思いませんか⁈
{601C4689-3BC0-4891-B476-1F4343DDA561}

。。。と北海道庁赤レンガに向かって叫んでみる。