野良猫を保護するということ。
固まりまくり必死な形相の猫
名前は《タラちゃん》
一昨日、ニャイダーハウスに入居しました。
タラちゃんが当団体にやってきた経緯を
お話ししますね。
永年預かりのお話を聞きたいと当団体を訪ねてきてくれたSさん。
《ビィビィ》という猫を預かって頂くことになりました。
下の歯がにょっきりと伸びていた猫で
覚えている方も多いかと思います。
ビィビィはおっとりしていて高齢者にも
扱いやすいコで、Sさんもすぐに気に行ってくださり猫との暮らしは順調なようでした。
それから数ヶ月して電話がかかってきたのですが、なんだか声のトーンが落ちていて明らかに様子がおかしいのです。
*追記
以下の内容に一部誤りがありましたので訂正します
知人から保護したい野良猫のがいるので
飼ってほしいとの依頼が以前にあったとのこと。
⬇️
Sさんが保護したい野良猫がいて知人に捕獲を依頼した。
保護に時間がかかったようでそのままになっていたこともあり、すっかりその猫のことは忘れていた頃
猫が保護されてきました。
自分が頼んだこともあり断ることもできず、飼うことになったのですが野良気質が強くなかなか扱うことができないでいたそうです。
責任感の強いSさんも頑張ってきましたが、とうとう精神的に受け止められなくなってきたのです。
私が会いに行った時は以前と比べ、すっかり痩せてしまい全く覇気が感じられません。
保護された猫の様子を神経質なくらい細かにメモを取っていました。
もちろん病院も全て完璧に検査済み
『Sさん 野良猫の保護は向かないよ〜』
思わずと言ってしまいました。
《可哀想》という想いで野良猫を保護してしまったことを後悔しているようでした。
若い猫を飼うことはもう年齢的にも難しい
のです。
私がタオルに包み洗濯ネットに入れるのに数分
簡単にキャリーに入れる姿に驚いていました。
野良気質の強い猫を保護するには
それなりの覚悟が必要なのです。
とはいえ情が湧いているSさん
『淋しくなるわ。。。』と涙ぐんでいました。
優し過ぎたのかもしれません。
時にその優しさが仇となることもあるのです。をおねがいs
ただ、たった1匹の猫で自分の体調が崩れるのでは本末転倒です。
ビィビィも何かあれば当団体が責任を取るのでSさんはもう安心ですから
あとはしっかり身体と心を休ませて元気になってほしいと願っています。
私も保護活動を始めた時に、信頼する
O先生からよく怒られたものです。
『どんな猫でも保護すれば良いってもんじゃないでしょ❗️ちゃんと見極めなさい』と。。。
今ならその言葉が胸に染み入ります。
自分達も《キャパオーバーをしない》ことを心がけています。