日々の活動報告

里親募集

2017.05.12

高齢者の飼育放棄《モリ》の場合。

わたし《モリ》って言うの。
10才くらいだって。
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私の飼い主さんは、高齢で施設に入ることになったの。

私はこんなところ来たくなかった。
家にずっと居たかった。
だから
毎日
夜になると鳴いている…

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家猫なのにFIVキャリア。
お婆ちゃんは優しくて自由に外に出してくれたから、感染したみたい。
それは《優しさ》って言うんじゃないかもしれないね。
モリね。。。
オスって言われてたの
失礼ね
れっきとしたレディなのに
もう、お婆ちゃんもわからないことが増えて来たんだね。

おばあちゃんおじいちゃんおばあちゃんおじいちゃんおばあちゃんおじいちゃんおばあちゃんおじいちゃん
モリちゃんはご家族が相談に見えられ
当団体で引き受けることになりました。
そのご家族も高齢で猫のことに関しては
一切わからないとのことでした。
かかりつけの病院に連絡して検査などの有無を確認しましたが、殆ど何もしていないとのことでワクチンやウイルス検査をお願いしました。
ご家族にも一からアドバイスして、この度のお預かりになりました。
ご家族はかかる費用はしっかりお支払いしてくれるとお約束してくださいましたが、
このようなケースは珍しいのです。
モリはオス猫だと言われていましたが、
どうも女の子っぽい感じがして見てみると
メスでした。
避妊しているかもわからない状態です。
今回はご家族が猫の命に向き合ってくださりどうにかここまで来ましたが、
このような案件は後を絶ちません。
飼い主さん達は今一度、自分の『命』と
動物の『命』に向き合って欲しいと強く思います。
ただ、残念なことにこの記事を見て欲しい年代はネット環境にないのが現状です。
地方などは特に町内会や地域レベルでの啓蒙活動が必要かもしれません。
モリちゃんは
ただ、ただ不安の中にいます。
1日も早く永年預かりさんや、新しい飼い主さんを見つけてあげたいのです。
高齢の猫を引き受けるのには私達も
また、辛い思いをしなければならないのです。