リックの旅立ち。
ツキネコカフェを勇退したリック。
一時預かりボランティアのピュアさんの元から
穏やかに天に帰りました。
以下ピュアさんからのメッセージです。
大好きなリック❤️
12日(火)4:00過ぎに旅立ちました。
2015年10月だったかな
ツキネコさんに多頭崩壊案件として多くのボラさん達の協力のもとレスキューされた1ぴきでした。
3階建てのエレベーターがついてる豪邸だけど中はゴミ屋敷
リックは最初の方で預かりさんの元へ行ったので初めて会ったのは年が明けてから、面白い顔のコいるなーって思って名前を聞いた。
この豪邸のコ達は人間不信で最初の頃はボラさんが家に入ると皆んながゲージに入れた段ボールに入り身を隠してた。
人前に顔を出すコトもなく鳴くコトもなく、息を潜める。
ボラさんが部屋を出ると1ぴき、また1ぴきと鳴き始めたり。
豪邸猫達がどんどん里親さんに貰われていく中、リックは古株になりつつ、いや間違いなく古株だったなー
そんな中、少しずつ触らせてくれるようになって、たくさんの面白い顔見せてくれた。
今年に入って周りからもリック触れるようになったと聞いた。
リック…今思えば段々と弱ってただけだったのかな?
少しずつ食べなくなって動きも悪くなってスタッフさんと、どうすることがリックにとって1番いい環境かと話すようになった。
治らない病気なら看取りたい。
治るものなら里親さんと縁を結べるツキネコさんにいた方がいいに決まってる。
でも治らないなら…
リックの余生どれだけ残されてるかわからないけど一緒に過ごしたい。
代表の吉井さんにお願いしました。
リックを看取りたい。
リックを看取るにあたって、自問自答の毎日だった。
これをやったらエゴだよね〜とか、これくらいはいいよね、とか。
リックの今までの生き方を尊重したかったから。
16日間一緒に過ごせた。
夜寝るのも惜しかった(笑)
ずーっと見ていたかった。
大好きだった。
不思議な縁だったねリック。
時を同じくしてツキネコでも1匹の猫が
力及ばず虹の橋を渡りました。
リックの訃報は哀しいという感情にならず
ピュアさんの元で良かったなという安堵の気持ちでした。
豪邸猫レスキューはその家の佇まいとは相反して猫達の生活は壮絶を極めていました。
固形の排泄物はほとんどなく全頭下痢状態。
人と交流したことがない猫達な上にご近所からはその排尿、排便で忌み嫌われ
水をかけられたりしていました。
冬にかけてレスキューに入り毎日
豪邸にお世話に入ることになりましたが、
暖房もお湯も出ないので、お世話に入ってくれたボランティアさん達は本当に大変だったと思います。
そんな中、お仕事の合間に豪邸にボランティアに入ってくれていたピュアさん。
市内で犬の美容室を妹さんと二人で経営されています。
【犬の美容室ピュア】
北海Doぶつnet.のイベントではいつもご協力頂いたりツキネコでは一時預かりボランティアを何匹も引き受けてくれてとても助かっています。
正直、ツキネコカフェも人手が足りない時だったので豪邸猫のお世話に入ってもらえるのはとても助かりました。
神のような里親さんが次々現れ、人馴れしていない猫達も譲渡されて行きました。
そんな中、愛嬌のある《リック》は、リック刑事として成猫卒業応援の主役で活躍していて
愛嬌のあるトボケた表情が魅力の猫でした。
やはり最期はツキネコやニャイダーではなく、
短くとも家族に看取ってもらえて良かったね。
バイ、バイ
リック
ピュアさん
ありがとうございました。
代表 吉井