日々の活動報告

日々のこと

2016.09.20

2匹の猫が居なくなった部屋。

たった2匹の猫が居なくなっただけで
なんだか広く感じるこの部屋
当団体の保護部屋として使用している場所です。
{E34F3B12-F64F-4660-A6C9-44B821BDCB71:01}
3ヶ月も前のことでした。
相談者は小さなお子さんを抱えて、悲嘆にくれた表情で相談に来ました。
夫婦の不和で家を飛び出し部屋を借りたが、愛猫2匹はは置いてきてしまったとのこと。
現在の部屋はペット不可物件のこと。
置いてきてしまった猫が心配で預かって欲しいとの内容でした。
当団体も無料のペットホテルではありません。
色々話し合い、預かり代を頂くことで
お互い納得して2匹を面倒みることになりました。
最初はケージに入れましたが、ストレスを感じているようですぐフロアで自由にしました。
最初は怯えていた2匹もあっという間に環境に慣れ、甘えるようになってきました。
お世話に来るようにも伝えていましたが、あんなに心配していた飼い主から一向に連絡が来ません。
業を煮やして連絡を入れると、
子供が小さいから
引越したばかりで金銭的余裕がない
精神的にも追い込まれている
と言い訳ばかりです。
『それなら飼育放棄して飼い主を探してあげるよ』と伝えても絶対嫌だと言います。
それから数週間して《預かるところがみつかった》と連絡が来たので
それは良かったね〜と一瞬は喜んだのですが、預かり先を聞いて驚きました。
離婚調停中のご主人でした...ショボーンショボーン
あんなに罵詈雑言を浴びせていた相手に戻すと言うのです。
呆れ果てて問い詰めると、言っていることが二転三転し支離滅裂です。
言い訳ばかりなのです。
『そんな場所に戻せるわけないでしょ!
お金のために預かってるわけじゃないんだから、貴女が引っ越すまでお金なんていらないからもっときちんと考えなさい!』
はい。。
またやってしまいました。
頭に血がのぼると後先考えません。
それから2ヶ月
人間には甘えまくり可愛いのですが、
すっかり我が物顔でのさばる2匹
他の保護猫をイジメ出し引きこもり猫続出。
スタッフも困り果てていました。
相変わらず飼い主は一度も来ていません。
もうこれは新しい飼い主を探そうと思っていた矢先
やっとペット可物件が決まったので引き取りたいとの連絡が入りました。
さすがに呆れて「今まで一度も会いにきていないよね?」
と聞くと私達の居ない間に来ていたと言います。
*鍵の場所は知らせていました。
あまりの温度差に言葉も出せないでいると
「それじゃ」
と切ろうとしたので
「何か言うことはないの?」
あっ…  ありがとうございました。

他人にお世話になった時は感謝の気持ちを言葉で伝えることなど、
できるだけ冷静に話して聞かせましたが
無機質な時間が流れていきました。
この若いお母さんが子育てをしていくのかと思うと、なんだか切なくなります。
多分怒りの感情を抑えられないと思い最後も立ち会いませんでした。
世話をしてくれたスタッフ
相談を受けたスタッフにも経緯を伝えると、みんなため息でした。。。
お礼を言って欲しいわけではありません。
お互いの気持ちが通じ合い喜びあいたかっただけなのですが、今回の相談者は残念としか言いようがありません。
子供と猫には愛情があると信じるしかありません。
感情表現が下手といえばそれまでですが、似たような案件が仲の良い個人ボランティアさんも同時に体験していて
なんだかやるせない気持ちになりました。
*そちらはもっと酷い内容でした
相談者との気持ちが寄り添い会えると喜びも倍増するのですが。。。
と気持ちが落ち込んだところで
最近の成功例もたくさんありますのでどんどんご紹介していきますね。
{24E9AF6B-497D-419B-BD5D-8FDD40F13C3E:01}

やっとケージから解放されたもどき

一番喜んでるかもね。