さよなら。
帯広のイベントに行く用意をしていた朝に、何気に保護部屋の《チッチ》が気になり部屋を覗くと。。。
そこには
息絶えたチッチの姿がありました。
飼育放棄の預かり猫でFIVキャリアな上に
全く人馴れしていない猫でした。
譲渡の可能性は限りなく低いと判断して
保護部屋の一室で、一緒に預かった《ミミ》と生活させていました。
長いあいだコタツの中に引きこもり生活。
いつの間にか発症したのか、身体はどんどん痩せてゴツゴツになっていました。
それでも食欲だけは衰えずご飯を人一倍大きな声で催促するコでした。
最近はめっきり弱って近くに寄ってくるようになり
なんだか気になる猫の1匹でした。
ただ、もうチッチの残された時間は
ないようでした。
ちょうど飼い主さんを待っていたかのように、会いに来た2日後に虹の橋を渡りました。
チッチ
お疲れ様。
猫らしい猫だったね。
そして
帯広に向かう途中に入ったスタッフからのメール。
蘭越多頭飼育案件で引き出してきた
雌猫の1匹の突然の訃報。
前日に少し様子がおかしいとのことで
すぐ病院に連れて行くと
免疫力の数値が全く無く生きているのが不思議なくらいだとのこと。
原因は不明で栄養剤などの治療をしてもらい戻ってきた次の日
こと切れていたとのこと。
美しいコでした。
仲間の猫たちも譲渡が決まっていく中
本当に残念でなりません。
まだ現地にもたくさんの猫たちがいますので、悲しんでいる暇はありません。
1匹でも『適正飼育』してもらえる家族の元に繋げることが私たちの使命なのです。
辛いお別れを何度も経験しなければならない私達。
私の家族の【ダミアン】も体調を崩しており、多頭飼育の大変さを身にしみる今日この頃。
一般の飼い主さん達にも【適正飼育】の大切さをとにかく伝えていかなければならないと感じています。