日々の活動報告

レスキュー案件

2016.07.21

☆蘭越多頭飼育案件。

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牧歌的な風景の中

佇む猫の姿はまるで岩合さんの
地球猫歩きに出てきそうな雰囲気
十数年前の私なら目を細めその風景を
微笑ましく見ていたことでしょう。
猫を取り巻く現実を知ってしまった今は
どう気持ちを表現したら良いのか。。。
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年中 火が入れられるという薪ストーブ

冬の北海道の寒さもこれで乗り切れます。
猫にとっては最高の環境で、逆に繁殖を促しているかにも見えました。
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ご覧の通り古いお宅ですが掃除が行き届き、猫たちは快適に過ごしているように思います。

スリッパ無しでも入れます????
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可愛らしい茶系の猫が多いです。

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今時珍しい白飯?

『先日差し入れした大量の猫ご飯
もうないの?』と聞くと
「勿体無くなくてさ〜」と飼い主さん。
どの現場にも必ず猫ご飯の差し入れは持っていきます。
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いくらお掃除をしてもこれだけの猫がいるとマーキングが酷く椅子にはビニールがかけてありました。

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この頬の張りは雄猫ですね。

早く去勢したいですショボーン
札幌から約2時間
今回は店舗の消毒清掃を終えてスタッフ5名とボランティアさん1名でこの現場に来ました。
ツキネコカフェが無休になったりで、
スタッフが一緒に出かけれることが全くなくなってしまいました。
様々な案件を経験してきましたが、
今後も問題になるであろう多頭飼育案件を
スタッフにも肌で感じて欲しかったのです。
個々に考えることで、お客様や今後猫を飼う飼い主さんに対してしっかり適正飼育を伝えて欲しいと思っています。
経験することで伝える《言葉》のひとつに重みが出ることでしょう。
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オープン以来共に歩んできた滝澤 
 当時はまだ新婚で軽い気持ちでバイトに来た彼女も現在第2子を妊娠中 。
事務処理や関係各所とのやりとりなど
アナログな代表の私に代わり様々な役割をこなしてくれます。
今ではなくてはならない存在です。
FIVキャリアの《みゃーこ》を育ててくれています。
ボランティアからスタッフになり
猫の管理全般を任せている木戸口
多頭飼育崩壊案件からそれぞれ
FIVキャリアの猫を7匹引き取って家族にしてくれました。
札幌市の動物愛護推進員として管理センターにも足繁く通ってお手伝いしてきました。
里親からスタッフになった西谷
ニャイダーハウスの猫の世話から管理、面談もほとんど任せています。
ツキネコカフェのオープンスタッフ
店を切り盛りしながら現在は白血病キャリアの《ゆうぞう》預かりをして看病をしてくれている熊坂
野良猫相談でツキネコに来店したことで縁が繋がりました。
そして蘭越在住のボランティアのナナちゃん
一番最初の多頭飼育崩壊レスキューから
参加してくれて長いお付き合いになってきました。
もうすぐ出産ですがこの日も同行してくれました。
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猫の扱いも手馴れたもので、キャリーバックに餌を入れ入ったところをポンとお尻を押します。
ここの猫たちはみんなのんびりした性格ですが、さすがに素手で捕獲しようとすると
するりとかわしていきます。
人の手に慣れていないからなのです。
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今回は合計4匹

外にる野良猫の捕獲の為に捕獲器も
用意しましたが残念ながら雨模様の為に
この日は現れませんでした。
これまでに子猫2匹
成猫8匹を保護することができました。
まだご夫妻もしっかり猫の面倒を見ることができているので、緊急性はないように思えますが驚くほどメス猫が多いです。
適当に連れてきましが全頭メス猫でした。
繁殖のシーズンが一つ越えたらどれほど増えることでしょうガーンガーンガーン
身震いする気持ちでした。
ただ、この後に及んでも
「好きな猫は残して欲しいんだ〜
全部連れてくのかい?」と。。。
呆れながらも
『あのね、ウチも全部の猫なんか連れていけないよ。
増えないように手術 して譲渡できそうにない猫は戻すから猫は選べないよ』と伝えました。
こちらのご夫婦はさすがに申し訳ないという気持ちがありますが、多頭飼育崩壊する飼い主の殆どが話し合いにもならない方が多いです。
怒らせてしまえば出入りできなくなるので、どんな時も平常心で向き合わなければなりません。
お陰様で長い間サービス業に従事してきてクレーム処理などに関わってきたのが功を奏しているようです。
飼い主や近所の方と揉めるようなことは殆どありません。
今後は繁殖する前に譲渡を促進させたいと考えています。
できれば近隣の方に直接引き取ってもらえる方法を考えています。
地方の適正飼育の立ち遅れをどうにか
少しずつでも改善できるように
頑張っていきたいです。
今は地道な活動と拡散
事実を伝えていくことが重要だと考えています。
それには皆さんのお力が必要です。
共に考えていただければ嬉しいです。
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あの場所にいることが幸せそうにも見える猫たちですが、適正に飼うことのできる

飼い主を見つけてあげることが私たちの
今できることです。
今回の案件に関してお手伝いしたいと
お申し出してくれた方々もいて
大変感謝しています。
これから解決に向けてお世話になると思います。
私達だけでは力が及びません。
皆さんと一緒に様々な問題に取り組んでいきたいと思っています。