日々の活動報告

日々のこと

2016.03.01

《手放したくはない!苦しみの果ての決断》

少し太り気味のキジトラ
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こちらも大きな身体のシャムミックス。

2匹は8才の兄弟
毎年ワクチンもしてもらい、歯石がたまらないように歯磨きまでしてもらっていました。
大切に飼われていたことが伝わってきます。
性格も穏やかです。

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今朝突然かかってきた電話は切羽詰まってました。
入院先の病院から猫の為に一時退院して
きたとのこと。
精神疾患での入院です。
話しているうちに泣き出しました。

「もうわかったから。任しなさい!これから連れて来れる?」
そうしてやってきた2匹
40代の男性
実は昨年にも一度相談に来たらしいのですが、その後手放す勇気が持てないまま自分の病気が悪化していったようです。
一緒に8年も住んでいたのですから、
その心中はいかばかりでしょう...
猫たちの性格を聞くと嬉しそうにそれぞれの性格を答えてくれました。
当団体に相談する前にペットシッターさんや、ペットホテルにも相談したようですがやはり支払えるような金額ではなく
諦めたそうです。
これは他人事ではありません。
いつ自分に降りかかるかわからない問題なのです。
実は
代表である私も40代初めに若年性の更年期鬱状態に陥り、美容師という職から退くという経験をしました。
その時に助けてくれたのが『猫』と
スタッフ達でした。
その時の自分の経験を通じ、この男性の心中を察して余りあるものがありました。
自分の場合は支えてくれる友人や仲間がたくさんいましたし、当時はパートナーもいました。
2年ほどで鬱状態から抜け出すことができたのです。
今回の相談者
やはり社会から孤立した生活をしていたようで、家族や友人も離れていってしまったようです。
たった2匹の猫でさえも託す人がいないという孤立無援の状態
彼が悪いと一言では言えることではないのです。
飼育費用の支払いは絶対にしていくと力強く約束してくれました。
当方の費用は10分の一ほどの金額で受けました。
仲の良い兄弟なので一緒に譲渡してあげたいとも思いますが、1匹でも構いません。
運命を感じた方はぜひ会いにきてあげてくださいね。
トラ市&シロウの兄弟です。