キャリアと向き合う。
野良猫生活の中で生き抜くには、テリトリー争いをくぐり抜けなければなりません。
その結果オス猫同士の喧嘩で、感染してしまうものにFIVやFeLVがあります。
メスの場合は交尾で感染することが多いようです。
猫エイズや猫伝染性白血病という名前で呼ばれています。
残念なことにこの名称や病院での伝え方により、かなり歪曲してこの症状が認知されているように思います。
当団体に保護されてくる猫たちも
キャリアの猫達がいます。
キャリア部屋で過ごしています。
ツバサ (Felv)青い瞳が魅惑的で穏やかな猫です。
松風(ダブルキャリア)長毛 でボス気質ですが甘えます。
ボス気質です。
とても愛らしいコで扱いやすいです。
大きな身体でのんびりしています。
看板猫の政五郎がFIVキャリア。
一般の認識を変えてもらう為に啓蒙猫として活躍しています。
一緒に暮らし始めて5年になりますが、皆さんのご存知の通り元気にいっぱい
先日の健康診断では先生のお墨付きをもらいました。
もちろん虹の橋を渡った猫も数匹いますが、キャリアだからというわけではないと思っています。
猫も人間も年をとれば色々なところが弱ってきます。
人間は声を出せますが猫はそうはいきません。
できるだけストレスを溜めないように、
人間側がサインを汲み取ってあげなければなりません。
当団体では猫の相性を見ながら部屋替えしたり、一時預かりさんにお願いしたり常にスタッフと話し合っています。
そのせいか発症を免れ元気で過ごす猫が多いです。
なんといっても本当の家族の元でのんびり過ごさせてあげることが、一番良いことだと思います。
2012年にレスキューに入った【家なき猫の家探し】近親交配の為
28匹中23匹がFIVキャリアでした。
しかしなんと!全頭譲渡の快挙
理解ある飼い主さんにご縁を繋げることができたことは私達の誇りでもあります。
正しい知識を持ってキャリア猫を受け入れて頂けると嬉しいです。