ボク
耳、どうしたって?
そりゃこんなとこにいきなり連れて来られてさぁ
知らないオバはんに
『まろ~まろ~」って猫なで声で呼ばれるから、おもわず耳を塞いだってわけなんだよ。
まぁ、
じゃらしは嫌いじゃないけどさ。
まだ若いから
飼育放棄ってやつらしい。
でも、2~3日前にも約束通り
掃除のボランティアにきてくれたんだ。
ボクはちょっぴり嬉しかった
もう、家族には戻れないけど
今度は最後まで一緒にいてくれる
家族をオバはん達がみつけてくれるらしい。
耳を塞がなくなるまで、もう少し待っててくれよな。
ボクはマロ。