日々の活動報告

活動報告(ブログ)

2026.02.09

突然の訃報に。。。

『実は弟が亡くなりまして、、、』
それはあまりに突然のことでした。

里親さんのご家族から連絡が入り、言葉もありませんでした。
まだ若い方でしたし、実は連絡が取れなくなっていたこともあり心配していた方だったのです。

不慮の事故とのことで遠く地方に暮らすご家族も晴天の霹靂だった様です。
お葬式をする中、とにかくツキネコから譲渡されていた猫が2匹いるのがわかりご連絡が入りました。

1匹はベタ甘の子だったので問題無いのですが、もう1匹は臆病で全く姿が見えないとのこと。
スタッフに伝えると皆んな心配して探しに行きたいと言ってくれて、昨日、5名ですぐにお家に向かいました。

亡くなって1週間が経過していたそうで、ご自宅内での転倒事故の様でした。
実は以前に飼育環境が良くないことがわかり、猫達を生活環境が戻るまでこちらに戻して欲しいとお願いしていました。

もちろんお仕事もしていたし、所有権の問題もあり無理やり連れ帰ることは無理で、だんだん、電話にも出てくれなくなり連絡が途絶えてしまいました。

元々、ボランティアにも参加してくれていた方なので猫のことは大切にしてくれていました。
実は2匹の猫達は飼い主さんの死後1週間も経過していましたが、全然衰弱はしていなかったのです。

猫の捜索は簡単ではありませんでした。
お家の中は物で溢れ片付けができない状況でした。
とにかく全ての物を徹底的にひっくり返し、1時間ほど探しましたが見つかりません、、、

《もしかして猫もその以前に病気か何かで亡くなっているかもしれない》
狭い部屋でこれだけ探しても見つからないんだからそれもあり得るかもと思い直しました。
一旦捕獲機を仕掛けよう!とスタッフのよしみが家が近いこともあり、捕獲機を取りに戻ってくれました。

後は管理センターや、動物霊園さんを調べるしかないかもと話していたところ『ニャッ』と短い猫の鳴き声がしました。

ええーーー!!

いるのかも?
またそこからくまなく探し出したところ
棚の下に物が詰まっていた場所の奥に身を潜ませていたのです。

いたーーー!!!

良かった。良かった。
車の中で待っていてくれたご親族に報告したところ安心してくださいました。

こんな状況でしたが、ご家族のこの度のご不幸の中での一連の問題を伝えたいとお願いしたところ了承していただきました。

とう言うのも私達NPO団体は猫のレスキューの中で様々な社会的問題に関わることが多いです。
社会的孤立の問題や、心の問題から猫達が不幸になっている現状も多々みてきました。
現状を伝えて、注意喚起していきたい。

私達はいつも猫のレスキューだけに留まらず、人間の問題にも寄り添う様にしています。
ゴミだらけ、糞尿まみれになったお家の片付けやお掃除はボランティアで行ってきました。

普通の生活に戻れる様に各行政機関への働きかけなども行っています。
猫の問題の根底には人間の問題が必ずあるのです。

彼が亡くなられて思ったこと
あの時、猫を奪わなくて良かったのかもしれない。。。
最期まで寄り添ってくれたのは、あの子達に違いないのだから。

ただ、自分に何かあった時に大切な『猫』が不幸にならない様に
私たちは自分の行く末もしっかり見据えていかなければと気持ちをあらたにしたのです。
Sさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

ツキネコスタッフ一同