早逝されたお客様のこと。
ツキネコカフェ常連の男性が来店されました。
少し違和感があったので、
何気に『おひとりですか?』と聞きました。
しばらくすると、声をかけてくれたのですが
『えっ、、、』
その 悲しすぎる出来事に声を失ってしまいました。
いつも一緒に来店されていた女性(奥様)が
ご病気であっという間に急逝されたのだそうです。
本当に
あっという間だったそうです。
悲しむ間もなかったようにみてとれました。
働いていた職場でお給料を頂いてきたものの
そのお金を使う気にはなれず、、、
どうしたものが考えあぐねて、
彼女が大好きだったツキネコの猫達に使ってもらおうと訪ねてくださったのです。
『失礼でなければお写真見せていただけますか?』
スマホの中には見知った可愛らしいお顔がありました。
ご主人がエンペラーを探していました。
『彼女が大好きだったんですよ』
愛おしそうにエンペラーを抱き上げます。
何か彼女にしてあげられないか。。。
今年のカレンダーの表紙で
輝いているエンペラーの姿が目に入りました。
彼女の働いた大切なお給料
大切に使わせて頂きます。
遺影の前にエンペラーのカレンダー
置いてくださいと伝えました。
若くして急逝され、どれほど心残りがあったでしょうか。
エンペラーの誇らしげな顔を見て
クスっと微笑んでくれるかな。
謹んでお悔やみ申し上げます。
私ごとですが可愛がっていた後輩が、40代の若さで、子供と孫を残し病気で急逝したことが思い出されました。
美容師だったので泣きながら震える手で死化粧をして、髪を可愛らしく整えた記憶が蘇ります。
当時幼かった孫のえみかが、その時の様子を未だに覚えているそうです。
今回の訃報に際しても、ツキネコや猫たちが少なからずも皆さんの人生と交わっているのを益々感じました。
生きたくても生きれない人達がいます。
自分から命を絶つ人も多い昨今
与えられた《いのち》を大切に感じてほしいと切に願います。