飼育放棄と飼育困難
NPO法人ツキネコ北海道には相談窓口があります。
年間驚くほどの相談が入ってきますが、その中でも最近目立つのが
中、高齢者の飼育放棄です。
『放棄』という言葉は何か無責任な感じがしますよね…
相談者の中には無責任な相談もありますが、大事な家族と同じ愛猫を
のっぴきならない事情で手放せなくてはならない方もいます。
責任をしっかり持って相談してくる場合は当団体では
『飼育困難』という言葉に変えています。
今回の相談者さんもそのおひとりです。
50代後半で病気になり今後、愛猫の飼育ができなくなりそうとのことで
釧路からの電話相談でした。
費用はもちろんのこと、病気を抱えた身体で札幌まで猫を搬送すると言います。
その距離は301㌖ 時間にして4時間10分です。
流石にそれは厳しいと思いましたが、真冬のこの時期釧路まで行くことは
代表の私も自信がありませんでした。
年末に函館まで走りましたが、何度か雪道のアイスバーンで怖い思いもしたからです。
皆さんは《パケボラ》という言葉をご存知でしょうか?
*バケボラ(パケボラ)とはバゲージ(荷物)ボランティア
(もしくはパッケージ(小型荷物)ボランティア)の略です。
内容は、簡単に言うと動物搬送のお手伝いです。
ここ何年か沖縄や九州からの猫の引き取りをしているのですが、パケボラの必要性を痛感しています。
今回は空輸ではなく陸路ですが、運転に長けている方でなければ不安もあり悩んでいたところ、
話を聞きつけて手を上げてくれた方がいました。
三毛猫星人こと『みっちゃん』です。
ツキネコイベントにも参加してくれていつも応援してくれています。
特に最近では新施設の除雪までボランティアしてくれています。
先日、寒波の中車を走らせてくれました。
*高速代、ガソリン代をご寄付して頂きました。
そうしてやってきたのが《たま》
ツキネコネームは《ぱちたま》になりました。
大きいですね〜
10キロありそう。
まだ不安そうな表情ですが、すぐに家族が見つかりそうです。
高速からの十勝大平原
釧路港
水面に現れたけあらし。
私も美容師時代2年ほど釧路で生活していたので懐しいです。
三毛猫星人さんの一番の目的は丹頂鶴を見に行くことだったそうです。
美しいですね!
飼い主さん
離ればなれになる際には、涙ぐんでいたそうです😢
どんなにお寂しいか、、、
お父さんの分まで
幸せになるよ
絶対に!!
毎月定額でのご支援ができます。
継続的なご支援をいただくことで安定的な保護活動が持続できます。