エマチャレンジ
美しきロシアンブルーの《エマ》
噛み癖がひどく飼い主さんから再三相談を受けていました。
ケージ飼いや動物行動学の専門医に相談してみることをアドバイスしたりすると、その度に
向き合って動かれていました。
飼育放棄の相談というよりはどうやってこの猫と
向き合っていこうか試行錯誤されているのはよく分かりました。
それから何ヶ月が過ぎ、一度お預かりして様子を見ることを提案しました。
相談に見えた時その傷の多さをみて、思わず飼育放棄をお勧めしました。
腕だけでは無く歩いていても足にも噛み付いてくるのだそうです。
年齢的にも無理がありました。
ペットショップで購入したであろうエマちゃん。
やはり販売目的だとどうしても、シニア世代でも子猫を販売するのは当たり前なのでしょう。
しかもその猫種の特性をしっかり伝えているのかも疑問に思ってしまいます。
若く美しいエマちゃんは俊敏でしなやかな筋肉を持ち、プライドの高さが感じられます。
もちろん、私たちに何ができるかわかりませんが
根気よく向き合っていくしかありません。
今のところ機嫌が良いと触らせてくれますが、やはり豹変することも多いです。
子猫時代から1匹で飼うとどうしても飼い主さんが遊び相手ですから、加減がわからず大きくなっても甘噛みが強噛みになってしまうケースも往々にしてあります。
『甘えたい』
『かまってほしい』の延長の様な気もしますが、
猫に噛まれるとやはり犬歯が鋭いので
大きな傷になることもあります。
今のところ猫も苦手な様で当団体ではケージ暮らししか対応できていません。
彼女の性質を理解して順応できる飼い主さんを慎重に探していこうと思います。
ちなみに名前は穏やかになるようにと
《エマスリープ》にしました。
外国の女優さんみたいですね



スタッフやボランティアさん達が、気にかけてくれてエマスリープに声かけたり触ってくれています。
それを我々は
エマチャレンジと呼んでいます






















