日々の活動報告

日々のこと

2021.10.21

美しいサビ猫ひろこちゃん逝く。

きたひろこちゃん

長屋と呼ばれる保護部屋で最期を迎えました。
長屋は人が苦手な子達や、医療行為をしても長く生きられないだろうとおもう子達をのんびり過ごさせる場所でもあります。

ツキネコカフェで沢山の猫や人に囲まれている生活はあまり向いていないように感じていたこともあり、ひろこちゃんは長屋へ移動することになりました。

やはり思った通りギンちゃんをはじめとする長屋の猫達とはうまく生活できるようになりました。
ひろこちゃんは骨盤骨折でしたが、排尿、排便も問題なく骨もしっかりくっついたようで
人に心を開きさえすれば家族を見つけることも出来そうでした。
ただ、残念ながら心を開くことがないまま、
そのうちにご飯を食べなくなってきました。
抜歯などの治療もしましたが、やはり体調が少しづつ悪くなっていくのがわかりました。
唯一の救いは、前日までしっかりご飯を食べていたことでしょうか。
このところあっという間に冷え込んだ北海道。
ツキネコカフェの裏手に蔦が赤く色づいていました。

ひろこちゃんの亡骸に似合うなぁと思い
手向けました。
いつも、物思いに耽っている様な表情だった
ひろこちゃん。
ウチにきてあまりいい猫生じゃなかったかな。
今度は生まれ変わったら好きな様に生きれるといいね。
保護主 きたひろふく猫の会さんのFBより
⬇️
『稲穂町で交通事故に遭ったサビ猫
のご報告
宮の森にあるあみたに動物病院さんで入院治療をお願いしていました。
骨盤骨折があり、3カ所で折れていると聞いています。
状態が悪く、24時間の点滴をしていただいていました。
ようやく生命の危機から立ち直った時に先生から、おそらく神経が切れていて手術をしても立てないだろうと言われました。
自力で食べない、自分で排尿排便ができるかもわからない、これは手がかかると覚悟しました。
どのケージにいれようか、どの部屋に置こうかとあれこれ考えていたら、相談をさせていただいていたツキネコ代表の吉井さんから、うちへ寄越しなさいと連絡がありました。
うちなら人手があるからスタッフも慣れてるからと言われるのです。
ビックリしました。
でも考えてお願いしようと思いました。
キャパを超えるのは目に見えていたからです。
きたひろこちゃんと言う名前をもらってこれから今までとは違った猫生を歩き始めます。
がんばろうね!
生きてたらきっといいことあるから』