日々の活動報告

日々のこと

2021.08.13

《プラズマ》早すぎる別れ

8月9日朝

プラズマを永年預かりしている飼い主さんから電話が。

夜中に急に暴れ出し救急病院へ行かれたそうです。

 

【動脈血栓塞栓症】【肺水腫】【肥大型心筋症】

 

と診断されてしまいました。

脚に血栓が詰まって痛くて暴れ出したようです。

 

全く予兆がなく、急に発症してしまった病。

暴れ出すまでは、本当にいつも通り過ごしていたそうです。

 

痛みに苦しむ姿を見ていられないと、その日の夕方からツキネコで様子を見ることになりました。

 

病院での鎮痛剤が効いたのか、ツキネコでは穏やかに過ごしていて一安心。

動かない後ろ脚を庇いながら、お水を飲んだりトイレに行ったり、逞しい姿を見せてくれました。

 

 

ただ、心筋症なのでいつ亡くなってもおかしくない状況。

まだ若いし、薬が効いていることを信じて、

これから治療を頑張っていこうね、と希望を持っていたところでしたが…

 

 

8月11日

朝のお掃除に行くと、プラズマが亡くなっていました。

病気が診断されてからたったの2日で、あっという間にお迎えが来てしまいました。

 

肛門奇形のヒロシがずっと寄り添ってくれていたことがせめてもの救いです…

一人で寂しくなくて本当に良かった。

 

すぐに永年預かりさんに連絡しましたが、

覚悟はしていたようですが、やはり辛くて会えないとお話があり、ツキネコスタッフとボランティアさんでお花を手向けて最期を見送りました。

 

 

プラズマが元気いっぱいやんちゃな男の子のため、脱走防止のためにお家をリフォームしてくれたり、

「最近ワガママになってきて美味しいご飯しか食べないんだよね〜」とニコニコ嬉しそうにお話しをされたり、

本当にたくさんの愛情を注いでお世話してくださっていた様子が伝わってきたご夫婦でした。

 

今年の2月にプラズマを家族として迎えてくださって、半年での早すぎる別れ。

なんと声をかけたら良いかわかりませんでした。

 

 

プラズマは、江別の多頭飼育崩壊案件の出身。

2LDKのアパートでゴミや糞尿の中で52匹の猫たちと一緒に暮らしていました。

 

その過酷な環境を考えると、最期は家猫として、暖かく愛情のたくさんあるお家で過ごすことができて、

家族として迎えてくださったご夫婦に感謝の思いでいっぱいです。

 

同じ案件出身で、

同じく心筋症を患っていた《ワープロ》、

FIPを発症した《トースター》、

そして9匹の子猫たち。

 

みんなと一緒に過ごせるから寂しくないね。

 

 

たくさんの笑顔をくれたプラズマ

ありがとう、ゆっくり休んでね。