日々の活動報告

レスキュー案件

2020.09.11

苫前町 官民協働の案件スタートです。

相談が入っていた苫前町の案件に、スタッフのエミと出向きました車車車
片道140キロ 3時間の道のりです。
朝の8時に札幌を出発。
苫前町役場で職員さん達と待ち合わせ、現地へ向かいました。
この案件の相談者である親戚のSさんはすでに
現地入り。
ご家族も集まってくれていました。

室内には10匹ほどの猫達が暮らしていました。

家の中は広くそれほど問題はありません。
外に出てみると
たしかに、あちらこちらに猫の姿がありました。

始まりは1匹の首輪をつけて遊びに来ていた飼い猫からだったそうです。

何の気なしにご飯をあげ始めると、すっかり居ついてしまいそこに野良猫が集まり、
猫がいると知られると捨て猫が増え、後はお決まりの繁殖の連鎖、、、
敷地が広いこと
納屋があること
近隣のからの苦情が入る環境にない為、
良くも悪くも猫達には暮らしやすい場所だったのでしょう。

エミは記録係

地方の現状を伝えること
何が問題か見極めていく為です。

2階はトイレも場となっていました。

この案件は猫達にFIVが蔓延してると思われます。

涎を垂らしている子
怪我をしている子
猫風邪をひいている子が多かったです。
FIVは病気として怖がる方も多いですが、
要は、免疫力が低い為猫風邪や怪我が治りづらいということです。
ツキネコカフェの看板猫、政五郎やエンペラーの様にFIVキャリアでも元気に過ごしている子達も多いのです。

青い空、白い雲、ポプラの大木

圧巻ですびっくりびっくり


のどかだなぁ〜

自宅周辺をのんびり散策する猫達からは

悲壮感はありませんでした。
北海道の一番いい季節ということもあり、
大自然に囲まれ、ご飯にも困らないので
羨ましいくらいです。
やはり室内の多頭飼育崩壊現場は切なさがあります。

問題は最初の1匹を生殖制限しなかったことだけです。

地方では動物病院が少ないこと。
特に地方の高齢者にとって、ネズミ除けで飼うことも多い野良猫達に対して病院に連れていき手術をするという概念があまりないように思います。
手術自体『可愛そうに』という方も未だに多いです。
ただ、
野良猫は野生動物ではありません。
ペットとして人間が愛して護る
【愛護動物】なのです。

無駄に命を落とす繁殖を抑える為にも、生殖制限は人間が責任を持ってしてあげるべきだと考えます。

この日は暑かったので、納屋でこんな風に

びろ〜んと伸びている子も
可愛いねぇ????
今回は猫好きの札幌に住む姪御さんが、このままでは猫の為に良くないと考え行動を起こしてくれました。
ツキネコに相談が入りその後アドバイスして、町役場や振興局に相談する様に勧めました。
職員さん達にも理解をしてもらい官民協働しての案件としていきます。
【どうぶつ基金】さんの多頭飼育チケットを行政枠で申請して、この問題を解決できるように道筋をつけていきます。

【TNRの専門医 Mobile Vet Office】
大門先生にも相談をして
出張手術の準備を進めていきます。
とにかく敷地は広いので、猫の頭数を確認できませんでしたが一時期は100匹を超えていたそうです。
このところ少なくなってきたとのことでした。
とにかく手術をして怪我や風邪の治療や虫の駆除などをして出来る限りのことをしてあげたいですね。
ご家族も向き合ってくれているので、この案件はスムーズに動きそうです。
帰り際にはこんな立派な朝採れとうきびを
いっぱいいただきました!

猫風邪で目が見えてないと思われる子と

体調が悪い子の2匹を連れ帰りました。

姪御さんが保護していた2匹の猫もすでにツキネコでケア⇨元気になり里親募集中です。
そしてこの日
同じ苫前町でもう1件の相談案件があり、視察に出向きましたびっくりガーンショボーン
つづく。。。。。
霧霧霧晴れ霧霧霧霧霧晴れ晴れ晴れ晴れ霧霧霧霧霧晴れ晴れ霧

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