「殺処分」と簡単に言わないで
「猫なんかいらないよ。殺処分しちゃっていいよ」
「俺は関係ない。お金は払わいよ。家族が勝手にあんなに飼ったんだから」
電話越しに一方的にまくしたてられました。
家族が入院のため飼育していた猫を放棄。
お父様が責任をとる形で、相談者になりました。
現場では「譲渡依頼書」にサイン捺印を頂き医療費や預かり代もご納得いただいたのですが、いざ具体的なお金の請求になったら
「お金はない」
「払わない」
「殺処分していい」
の繰り返しでした。
分割支払でも大丈夫な旨は伝えましたが返事は変わらず。
いかに家族が勝手にやったことで自分が困っているか年金暮らしでお金がないとか譲渡依頼書は仕方なくサインしたと。
自分の都合ばかり言ってきます。
猫たちの事、当団体の都合は関係なし。
本当は最初から払わないつもりだったのか今となっては分からないのですが、吉井代表をはじめ猫担当の方たちが一生懸命猫のケアをしているのにせめて医療費だけでも払ってもらえるようにと説得できなかった自分が不甲斐なくて悲しかったです。
吉井代表に電話の内容を伝えたところ
「え~大変だったね。お疲れ様。まぁ、しょうがないよ。イベントで頑張ろう!」
と私の気持ちを察して明るく言ってくれました。
人間の勝手で不幸になる猫がいなくなるように活動している私たち。
その中で「殺処分して」と言われるのはとても、とても、辛いです。
「殺処分して」と言われた猫のケージの前に立つと「この子が死ぬのを望んでいる人がいるのか」と思うと涙がでてきます。
当然、当団体に来た以上そんなこ事は起こりませんがなぜこの子が「死」を望まれなくてはならないのかどうしてそんなに簡単に「殺処分」と言えるのか悔しくて、腹立たしくて仕方ありません。
吉井代表が改めて相談者と今後とのこととお金のことを話し合ってくれることになりました。
ただでさえ忙しい吉井代表。仕事を増やしてしまった。。。
気持ちを切り替えてイベント頑張ります!!
応援お願います。
事務 よしみ
小樽市のこちらの案件
https://ameblo.jp/tsukineko-hokkaido/entry-12519396924.html
事務方のよしみに相談者との医療費などの話を詰めてもらおうとお願いしていたところ、残念なことに上記の様な流れになってしまったとのこと。
今後どの様になるかわかりませんが、金銭的な負担が無いからと言って残っている猫達には罪はありません。
順次保護していく予定です。
ご家族にとってもある意味今回の案件はお気の毒な話ではありますが、当団体が全ての費用や労力を負担するのも筋が違うと思うのです。
いつも伝えていますが、自分にとって愛すべき我が子(愛猫)
でもそれは時として『負の遺産』になることが往々にしてあることを知ってほしいです。
この案件からレスキューした
甘えたさんの可愛い《ゆかりちゃん》
東急百貨店の譲渡会に参加していますので、
ぜひ会いにきてくださいね!
代表 吉井
*追記 9月22日の譲渡会にて《ゆかりちゃん》
譲渡決定です㊗️