置いていかないで②
*3月1日
飼い主の強い希望により小梅ちゃんは
元のお家に帰りました。
2代目 翔くん 2才
キジトラは小春ちゃん。
こちらも2才
入院ギリギリまで一緒に居たいと言っていた飼い主さんですが、ご本人の体調がおもわしくなく
連絡が入りました。
急遽
先ほどスタッフのジェイミーと猫の引き取りに向かいました。
ケージ等も使ってほしいとのことで引き上げましたが、掃除もうおぼつかないようです。
猫が人馴れしてたこともあり
3匹の引き取りをすることができましたが、
もちろんお断りしなければならないこともあります。
金銭的な負担もかなり難しいようでしたが、
毎月少しでも振り込んでくれるとお約束してくれました。
『様子を聞くのに電話していいですか?』
と聞かれたので
『もちろんです。いつでも構いませんよ』と伝えると飼い主さんもほっとした様子で涙声になっていました。
すると戻ってきた途端電話が鳴りました。
流石にいっぺんに猫が居なくなり孤独感が襲ってきたようです。
じっくりと今までの境遇や仕事のお話などを
お話ししてくれました。
どうしてこのような状況に陥ってしまったのか、、、
やはり色々な人間関係の中、気がつけば人間より動物に寄り添うようになってしまったようです。
今
《孤立》の問題が多くあり将来的に高齢者の3〜4人に一人が孤立化すると言われています。
お隣さんや町内会がありお互い協力して生活していたのは、今はもう遥か遠くの昔の話。。。
猫を通して繋がれるような仕組みを作っていきたいですね。
このような案件を紹介して【適正飼育】をとにかく訴えていきたいです。
今回はたまたま当団体が引き取ることができましたが、全ての案件の猫達を引き受けれるわけではありません。
今回の相談者さんはやはり猫達への想いが強く、
当団体を引き寄せたのだと思いました。
『猫達のことは心配しないで、
今はとにかく治療に専念してください』
と伝えるとまた声を詰まらせていました。