由仁保健所の《チャチャ》の場合。
ツキネコカフェ臨時休業させていただいていますが、猫の世話に《これで良い》ということはありません。
いつものようにボランティアさん達もお掃除や通院に参加してくれています。
猫管理のミーティングをした後、私は午後から道央の由仁町に向かいました。
9月2日に開催される広域譲渡会の
各振興局や保健所から引き出せる枠が1つ増えたことを受け、引き出しを決断しました。
《チャチャ》女のコ 10歳
諦めにも似たその瞳を見た時
なんともいえない気持ちになりました…
『飼育放棄』
この言葉の裏にある大きな責任。
この地域は《しっぽの会さん》が精力的に引き出しをしているのですが、流石に
猫の収容数が多すぎて受け切れないようです。
どこの団体やボランティアもこの時期は
キツイのです。
怖くて怖くてしょうがないのです。
あっという間に遁走。
チャチャも必死です。
私はこの数年間でたくさんの案件を経験し、どんな猫も素手で捕獲することができるようになりました。
一度も噛まれたことも怪我をしたこともありません。
猫の習性を理解してあげれば誰でもできるようになります。
これは長年お世話になっているO動物病院の院長先生の直伝です。
後はクソ度胸と真剣さしかありません(笑
私の軽装と手袋もつけないでいることに
素人とみなされたようで、任せてもらえなかったのが残念です。
この後30分かけて、職員さんと2人がかりでどうにかキャリーに入ってもらえました。
由仁町は小さな街で観光地としても
名前は知れ渡っているところです。
この街の中を通りすがりながら、たった1匹の猫が誰の目に触れることも無く
処分されて行くのかと思うとやりきれなくなります。
有名な由仁ガーデンにも足を運びました。
本当に素晴らしいところです。
散策する時間もなく眺めるだけで終了でした。
今はこれだけSNSが普及して田舎でも全世界に発信できるのですから、保健所に足を運んでもらう努力や、街の人たちに
呼びかける工夫をしてもらいたいです。
年老いた猫ならほんの少しのスペースがあれば生活できるのですから。。。
わざわざ他の地域の人間が引き出すこともないと思うのです。
色々な想いを巡らせながら運転していると
帰り際に可愛いアイスクリームさんを発見❗️
早速中に入ってみると
ワォ
めちゃめちゃ賑やかでかわいい店内
アイスクリームさんの概念を打ち消すようなお店でした。
外にはドッグランやちびっ子広場まで
お店の方に話しかけられたので
保健所の猫の引き出しをして来たことを伝えるとても驚いていました。
私は地方に行くと必ずその街を歩き、
空気を感じてくるようにしています。
必ずそこには何かヒントがあると思うのです。
動物愛護やボランティア活動というと、
何か重たいものを感じさせてしまいがちですが、商売や遊びの中で培って来たスキルで楽しいと思える活動をしていきたいのです。
保健所や振興局の外観がこんな可愛い外観ならたくさんの人が集まってくれるようになりますよね。
考えるだけでワクワクします。
札幌に戻りすぐに病院へ
健康状態はすこぶる良好でひと安心。
今朝のチャチャ
この目が変わる時が楽しみですね。
こんな状態なので譲渡会には間に合わず
写真だけの参加になりそうなチャチャなのでした。