砂川多頭飼育崩壊案件 全頭手術開始❗️
昨日朝7時に札幌を出発して砂川で先生達と待ち合わせました。
《Mobile VET Office》
北海道で初めてのTNRと保護猫の手術専門病院を開設されたことを受けて
早速、砂川の案件をお願いすることになりました。
これは、私達にとっても北海道の保護活動関係者にとっても素晴らしいニュースなのです。
執刀するのは大門先生です。
小柄で可愛らしい容姿からは想像もできない手際の良さです。
麻酔が効いているうちに口内のチェックや
耳掃除、あごニキビを拭き取ったり
身体の小さいメス猫は術後の点滴など
私の指示に従い2人とも大活躍です。
当初80匹と言われていたこの案件
成猫だけでも100匹オーバー
出産も繰り返されその数は120匹を超えそうです。
実は未だに数が把握できていません。
捕獲は比較的慣れている猫ばかりなので、
洗濯ネットで簡単に捕まえることができました。
ボランティアの方達はいとも簡単に捕まえるのに驚いていましたが、私のスキルもこの何年間でかなり上がっているのです。
《怪我をしない》
《噛まれない》ように素早く捕獲することは、お世話になってきたO動物病院の院長の直伝です。
1,500匹近くの猫に関わってきましたが、
今まで噛まれたことが一度もないのが自慢です。
なぜかというと病院が大嫌いなのと痛いのが嫌だからです(笑
今日捕獲はする子達は一筋縄ではいかないかもですね…
お掃除に余念がありません。
この数ヶ月で私たちの中に同志のような気持ちが芽生え、とても暖かく迎えてくれます。
飼い主が病気になったとはいえあまりにも無責任な為、同じ怒りの気持ちを持ちながらも猫の為にと皆さん足繁く通っているのです。
今回は『吉井さん達が来るのなら』と
出迎えてくれました。
全く気持ちを寄せ会えない飼い主とは大違いです。
実は、
昨日の帰り際に飼い主がまた騒ぎ出し
大騒動になったのです。
身体も病んでいますが、それ以上に心が病んでいて悲しくなります。
もちろん、こんなことで引き下がるわけにはいきません。
ここまで苦労してきたのに途中で頓挫するのは男?
いや女がすたります!
もちろん今日もやりぬきます!!
捕食されたり育たず無駄に命を落としていく子達。
この繁殖を食い止めるべく2日間で
できるだけの猫を手術させたいのです。
テリトリーを大事にする猫達が狭い部屋に押し込まれケンカを繰り返して、FIVキャリアもかなり多そうです。
前回の保護の後に出産をした母猫。
今回は前回引き出した2匹のメス猫を一旦
この場所に戻しました。
断腸の想いですがFIVキャリアの猫も多くこのままではツキネコがキャパオーバーしてしまう可能性があるからです
全頭、ウイルス検査をしてノンキャリアの子から譲渡に向けて保護していく予定です。
すでに50匹以上引き出している上に、
今回の費用は私達の肩に重くのしかかってきます
もちろん格安の手術費用ですが頭数が頭数なので、50〜70万の出費になりそうです。
いつも支援して頂いている皆さんにお願いするのは心苦しいですが、まだまだ多頭飼育案件は後を経たないのが現状です。
今後は皆さんにもご協力を仰ぐしかない
待った無しの状況です。
行政などからの助成金などがないのが本当に悔しいですね。。。
そんな中
陣中見舞いに来てくれたのは
ツキネコカフェの常連さんのTさん。
近隣の街に在住ということで、足りない
物質をわざわざ買いに出向いてくれました
昨日は21匹の猫をチェックすることができました(内4匹が手術済みでした)
今日は札幌から3名のボランティアさんと出向きます。