積丹より その②
お宿の外の物置に保護されていたのは
茶トラの《ぺろすけ》
1ヶ月ほど前から相談を受けていました。
もう近所に野良猫はいないはずなのに、、、
しかもこんなに人慣れしています。
捨て猫されたとしか考えようがありません。
これから繁忙期に入るお宿では
長い期間面倒見て行くのは難しく
ちょうど遊びに行く時期を見計らって保護されました。
間違いなく口内に問題があると思われ
FIVキャリアなのは間違いないと感じました。
年齢的にも若い猫ではありません。
そして同時期に現れたこのコはまだ幼猫と思われます。
このコもこんなに慣れています。
この周辺は数件の民家とお食事処があるだけです。
このコも捨て猫の可能性が高いです。
ぺろすけは傷だらけでした。
狐や狸、蛇と戦ってきたんだろうと察することができます。
家猫に産まれた子達が、自然の中で生き抜くことは本当に大変なことです。
捨てた飼い主に対しては、想像力がない人が多すぎて本当に気が重くなります。
現在捨て猫行為に対しても、重い罰則ができたことさえ知らない方がたくさんいます。
行政はこの辺りもしっかり啓蒙してほしいものです。
いい田の女将さんは元は犬派でした。
外にはビーグル犬の犬小屋があります。
そんな彼女がいつの間にか野良猫問題に翻弄されることになり、大変なご苦労もされたと思います。
私も厳しい言葉を何度も投げかけましたが、最後まで諦めず積丹↪️札幌間を幾度となく往復してきたのです。
その責任感の強さに私も全面協力してきました。
その後、別な集落の方から餌やりで増えてしまった猫達の相談が来てTNRに通うことになりました。
2年前のその案件の現場も見て来ました。
ン?
よく見ると耳カットされていません。
捕獲を取りこぼした猫が出産したようです。
これは、また繁殖する可能性があるので
もう一踏ん張りしなければなりません。
野性味の強いグループなので保護は難しいと考えています。
今回は《ぺろすけ》を連れ帰ることにしましたが、車の中で息が上がって来ました。
慌ててお世話になっている
【中馬動物病院さん】へ。
食欲は旺盛で今のところ問題はなさそうです。
一時預かり、永年預かりさん
どうぞお声がけくださいね。
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