日々の活動報告

レスキュー案件

2016.08.04

【小樽】飼い主死亡で取り残された17匹の猫達。

小樽保健所のSさんより相談のあった
多頭飼育案件。
やっと時間ができたので視察に出向きました。
当団体のお手伝いをしたいとお声がけしてくれていた E さんも同行してもらいました。
小樽保健所で簡単に概要を聞いてすぐ現場に向かいます。
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職員さんたちが工夫を凝らして餌を与えています。

木酢液を噴霧していて匂いもそれほど酷くはありませんでした。

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トイレはなかったようで、新聞紙で代用して簡易トイレが作られていました。

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そこ寝床じゃないよ〜

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高齢の飼い主さんは生活保護で猫たちを残して急逝されました。

猫たちは2年ほどで自家繁殖して増えたようです。
ほとんど付き合いの無かった妹さん夫妻が
葬儀やその後の遺品整理に出向いたところ
残っていたのは猫たちだけでした。
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汚れきったアパートのゴミ掃除やその他

個人の残した物は負の遺産だけです。
お話をして猫たちの医療費などをかけれるかお聞きしましたが、残念ながら無理とのこと。
ご夫婦とも殺処分だけはしたくないとの意思でした。
もちろん行政も同じ気持ちです。
どうしたらお金をかけずに譲渡していくか
短い時間で話し合い、とりあえず
現場で無料譲渡の形をとりたいと考えています。
小樽保健所さんとしては、もちろん他団体や個人の保護活動している方もご協力頂きたいとの意向です。
当団体も多頭飼育案件をかなり抱えていますので、これ以上のキャパオーバーは無理です。
今後は慎重に行動したいと思います。

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近所の方が見かねて猫たちの面倒を見てくれているそうです。

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唯一の救いは猫達が若くとても人なっこいことです。

痩せているコが多いですが健康状態は悪くはありません。

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職員さんたちがオスメスがわかるようにリボンをつけてくれていました。

本当に一生懸命にお世話されていて驚きました。

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こちらは飼い主さんのご親族です。

始終唖然としてて困り果てている様子でした。
現状回復にもお金がかかることでしょう。

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6畳ほどのふた間に17匹の猫が生活している状況です。

1日も早くこの状態改善してあげたいです。
職員さんが気にかけていたこの猫は
妊娠疑惑がありました。
オッドアイで譲渡もすぐに譲渡希望があるだろうとのことで、連れ帰りました。
健康チェック、避妊後譲渡対象となります。

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その他の子達はできれば現状のまま無料譲渡が飼い主さんご家族の意向です。
小樽方面の方 ぜひ拡散してください❗️
自分たちの街で起こっている案件です。
『適正飼育』が浸透しておらず無責任な
餌やりも多い地域で多頭飼育崩壊案件や
飼育放棄も多いです。
今こそ、自分たちの街で起こっている問題に目を向けてください。
小樽は素晴らしい街です
独特の文化があるように思います。
飲食街には野良猫達がたむろしてご飯をもらっています。
ただ高齢者は知識がなく無責任な餌やりが野良猫を増やしています。
不幸な猫を救うのは私達一人一人の意識の変革に他ならないのです。
適正飼育を徹底させていくしかないのだとこのような案件をみるにつけ強く強く想いを新たにしています。