突発的な相談事例。
昨日、
営業開始後すぐに入っていた相談。
義理の母親が高齢で施設に入ったが
自宅に猫が4匹取り残され
大家さんから退去の期限が言い渡されているとのこと。
なんと期限は今日までです…
すでにご家族が捕獲を試みて噛まれてしまい、捕獲器を購入したものの届くまで時間もかかるとのことで急遽出向いてきました。
業者にお願いしてゴミをかたずけた後ですがやはり特有の匂いが充満しています。
この日は気温も高く黙っているだけでも汗が噴き出してきます。
ただ、
ただ怯えていました。
キャリーバックへ入れ、素早くタオルを引き抜きます。
30分ほどで3匹を捕獲できました。
根気のいる懐かせは苦手ですが、捕獲はプロ並みになってきた吉井です。
隠れていると思われる猫の為に捕獲器を設置して外に出ると、、、
隣の部屋の方が待ち構えていてご家族に文句を言い始めました。
長年に渡る猫騒動があったようです。
この辺りの人間問題に関わるとエンドレスなので、穏便に済ませなければいけません。
…と心で思ってもつい言葉に出てしまってました。
「ちゃんと家族が向き合って猫を捕まえに来てるんだから黙って見守ってあげなさいよ!」
ああ。。。
また言っちゃった
こちらも必死の捕獲後ですから
言いたくもなります。
お店に戻ってきました。
尻尾を巻き込むので確認が一苦労でした。
その間に仕掛けた捕獲器に猫が入ったとの
ことで4匹無事に揃いました。
捕獲器やキャリーバックの消毒
猫の管理など全て終わるともう夕方でした。
この一連の流れは相談者がしなければならないことです。
今回の場合は期限が押し迫っていたこと。猫の飼育の経験がないことを考慮して手伝うしかありませんでした。
ご家族が住んでいるのは札幌郊外のかなり離れた街で病院もありません。
致し方なくこちらで避妊、去勢を済ませごケージなどを貸し出して家族に一旦戻します。
その後里親探しのお手伝い予定です。
このような突発的な案件が入ると、店の営業にも支障をきたします。
なんといっても自分の飼い猫が調子を崩していても面倒を見ることすらできません。
今回の問題も高齢者の飼育放棄
飼い主は生活保護です。
今回の相談者は自分達で面倒を見る覚悟はあったことだけでもましな方です。
実は管理センターにも相談済みですがやはり断られています。
医療費などの費用も払うつもりは有るけれど分割にして欲しいと言われています。
このような案件が後を絶たず当団体の
医療費も莫大になってきている現状です。
この辺りの問題を解決できないと今後の保護活動にも支障をきたすので頭を悩ませるところなのです。
明日は小樽保健所からの依頼のあった
多頭飼育現現場に向かう予定です。
今週も休みはありません。。。