日々の活動報告

日々のこと

2015.11.30

飼育放棄案件

先日飛び込みでの相談がありました。

※普段は平日のみ、予約制です。
話を聞いてみるとあまりに無責任な内容
『お子さん(20代前半)がいつの間にか猫を飼いだした
それは知り合いが引っ越しの際に6匹の猫を里親探ししたが貰い手がつかなかった最後に残った成猫。
飼いはじめてみたものの手に負えなかった様子。
飼うことも親は知らされていないとのこと。
最近、精神的に病んでしまい猫の面倒もみれなくなり現在は親と同居
母親がアレルギーの為
猫だけがアパートに取り残されている状況
未去勢 ウイルス検査もしていない
猫のためだけに家賃を払って行くのが厳しい』
なんと言葉をかけていいものか
呆れ果ててしまいました…
とりあえず管理センターの飼い主探しノートへの記入のアドバイスと、病院での検査、去勢のアドバイスをしました。
そのあと連絡が来たのですが、ケージから出てしまった猫をつかまえることができないのでどうにかしてしいとのこと。
もう何おかいわんやです...
これはひとつお灸を据えなければならないと思い、とにかくケージにいれるようやり方を指南。
お父さんがどうにか入れてくれたようですが、今度はケージからキャリーバックに移せないとのこと。
怒りで沸点に達しましたが、アパートが近かったこともあり敢えて出向いてきました。
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マロです。
やはり猫は怯えていました
鼻も肉球も真っ赤です。
でも
ふつうに触れましたけど。。。
力はあるのでタオルで包んで持ち上げます
マロも踏ん張ります。
力くらべです。
どうにかキャリーに入れて病院へ。
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※ちなみに今日は5匹を病院へ

このままウチで預かればこの親子は
すぐに責任放棄することは目に見えています。
後ろ髪を引かれますが
一度アパートに戻し面倒を見させます。
現在は
120匹オーバー
レスキュー猫には猫風邪が
蔓延していますのですぐに引き受けることは難しいのです。
お母さんにはかなり厳しく叱咤して責任放棄をしないように伝えました。
もはや猫だけの相談ではなくなってきていて民生委員の仕事のようです。
『適正飼育の啓蒙』
この言葉が浸透するのにあとどれくらいの時間が必要なんでしょうか。。。