日々の活動報告

活動報告(ブログ)

2026.06.13

保護相談が止まりません。相次ぐ行政からの多頭飼育案件。

今年に入り、最も相談が多いのが“多頭飼育(崩壊)案件”です。
そのほとんどが、行政(市町村役場、動物行政機関)からの相談です。
北海道は広大な土地柄、14の振興局と言う行政機関に分けられそれぞれに担当者がいます。

動物行政は北海道管轄、市町村管轄と地域によって対応が違います。
・釧路市 3件
・江別市
・後志地区
・石狩地区
・函館市
・小樽市 2件
・美唄市
・根室市
・鹿追町 2件

着手できていない案件もありますが、半年で10地域、13件に関わっています。

地図を見ていただくと分かると思いますが、北海道の土地は広大です。
一番遠い根室市までは札幌から422km、高速道路を使っても6時間はかかります。

すぐに出向くことが出来るのは現実的ではありません。
ただ、常々思うのは多頭飼育崩壊案件ほど、私たちが最後の受け皿であると感じているのです。
ツキネコ北海道の各施設や保護部屋、預かりボランティアさんの元へと多くの猫たちを保護していますが、
私たちにも限界はあります。

全ての猫を引き出せば、その現場は終わりになるかもしれません。
私たちは、逆に保護をしてからがスタートです。
猫の体調管理、医療ケア、新たな里親探しの始まりです。
ここ数年は、市役所や町役場の職員さんが、飼い主さんの支援や福祉の観点から猫たちのことを解決するべく向き合い私たち保護団体へ寄り添ってくれます。

行政機関として出来ることは限られています。それも理解しています。
民間のNPO法人だからこそ出来ることがあり、その部分を担ってきました。
現在、クラウドファンディングを挑戦している新施設 猫蔵(ねぐら)は、猫たちの保護専門のシェルターです。

多頭飼育崩壊案件で保護した猫たちは一定数、人に馴れていかない子や譲渡が難しい猫がいます。
自宅で暮らしていた猫たち、人がまだ怖い猫たちを少しでも安心して過ごすことができる施設になります。
また、ここ最近はすべての猫を引き取ることができないので、『飼い続ける支援』として猫フードを渡して見守りをしながら少しずつお互いに無理のない範囲で引き受けています。

多頭飼育者の中には、猫と暮らしていきたい方や頭数さえ少なくなれば飼育できる方もいます。
こちら側が無理に全頭を引き取るのではなく、サポートすることで私たちの負担を軽減できる方法なのです。
住んでいた家を出なくてはならなかったり、飼い主さんが亡くなった場合は別ですがまだ住み続けていくのであれば猫との暮らしが叶うようにしています。

その為のサポートのひとつが、自宅内の清掃作業です。
清掃はすべてボランティアで行っていますが、住み続けていく家を見てそのまま後にすることはできないのも実情です。
猫と人を繋ぐことを目的としている私たちは、猫も人も助けられるようお手伝いをしていきたいと思っています。

 ツキネコ北海道は唯一無二の保護団体と自負しています。
それは社会の変化に適応しながら、団体自体が成長し続けていることです。
我々は優秀な人材がいるわけでも無く、ただひたすらにできることをやってきました。

自慢はその逞しさです。
ずっ〜と突っ走ってきましたが、限界があることも重々感じています。
今後は、官民が本当の意味で手を繋ぎあうことが重要課題です。
『前例が無い』
『公平性』はもう耳にタコ🐙 
聞き飽きました。

現在、全国に愛護動物に目を向ける保護団体やボランティアが増えて
メディアにも取り上げられることも多いです。
今こそ問題解決に向けて向き合う時が来ていると、声を大にして言いたいです!!