日々の活動報告

レスキュー活動事例

2024.09.11

かつては賑わった漁師町で増え続けた猫達《知床地区》《多頭飼育崩壊案件》

 *今年度は相談案件が怒涛で入っており、ブログ更新が追いつかず

 時系列が前後していることをご理解ください🙇‍♀️

6月25日

にじのはしスペイクリニック✖️ツキネコ北海道のモバイルスペイキャラバンがいよいよスタート。

実はその前に気掛かりな相談がありました。

根室振興局からの相談で、やはり多頭飼育問題でした。

同じ北海道と言えども札幌市からは遠く離れた知床方面です。

ただでさえ繁殖シーズンに突入し、相談電話は鳴り止みません。

どのタイミングで現地に行くかは難しいところだったのです。

今回のモバイルスペイキャラバンは偶然にも道北の地域が多いこともあり、

スタートに合わせて私と瀧澤はまずは最初に羅臼に向かうことにしました。

にじのはしスペイクリニックさんは、一路最初の目的地遠軽へ。

北海道根室管内の羅臼町は、世界自然遺産知床に代表される世界有数の自然に囲まれた町です。

札幌からは422キロ 高速を使っても6時間以上かかる道程です。

私も道東出身ですが、流石に知床方面は初めての経験です。

流石に遠かった〜

でも、自然の美しさは格別でした。

野生の鹿や、丹頂鶴まで見ることができましたよ。

自然を満喫しながら向かったので、少し遠回りになりましたが無事に羅臼へ到着です。

現地の周りにはすでに野良猫なのか?数匹の猫達が闊歩していました。

こちらも気になります。

早速、お家の中に入るとたくさんの猫達が出迎えてくれました。

人馴れしている子達も多い様です。

現地には根室振興局の職員さんと、町役場の担当者さんが立ち会い視察と今後の打ち合わせをしました。

職員さんに甘える猫

気になった子がいました。

残念ながらこれから道内キャラバンですから連れていくわけにいかず、、、

待っててね😭

飼い主さんはたくさんの猫達の面倒を永年みてきた様でしたが、

流石に今でもしっかりお仕事もされているので逞しかったです。

住まいはかなり猫達に侵食されていましたが、必死にお世話をしているのがみて取れました。

とても大きな建物でお住まいと物置の様に使っている場所がありそちらは天井も朽ちていて

猫達は自由にでいるしていました。

一体何匹いるのでしょうか、、、

町役場の職員さんが今後しっかり見守ってくださるとのことで、猫達の生殖制限と

保護に向けて準備していくことになりました。

簡単に行ける場所ではないのですが、全頭保護は流石に難しいとの判断で何度かに分けて

引き出すことにしました。

ただ、今回の道のりは流石に無謀だった為に

私の膝が悲鳴をあげることになるとは

この時はまだ知る由もなかったのです。。。