日々の活動報告

レスキュー活動事例

2024.08.28

5匹の子達を迎えに行って来ました《岩内町》《飼育放棄案件》

岩内町の地域包括センターより相談が入り引き受けを決めた飼育放棄案件です。

札幌からは高速で2時間くらいの海沿いの静かな場所です。

このところ代表の吉井に変わり、相談窓口業務全般を引き受けているのが滝澤です。

現場へは2人で出向き捕獲や保護をしています。

怒涛の相談案件でなかなかブログ更新が追いつかず、時系列がバラバラとなっていることをご了承ください😰

老老介護をされて来た高齢の飼い主さん

港に近い自宅周りにいつも野良猫が集まって来ます。

その度に自宅に招き入れ少し前までは10匹の猫たちを飼ってきました。

ご自身も倒れられ入院が決まり猫の行き場に困ります。

やはり地元の保健所では収容が出来ず、どうしたら良いかと悩んでいました。

6月某日、猫達の引き取りの為に岩内へと向かいまいした。

もうすでに車椅子生活を余儀なくされていた飼い主さんが出迎えてくれました。

猫達はまんじりとして身を寄せ合っていました。

目が見えていない猫もいる様です。

今回の飼い主さんも金銭負担を工面してくれたのでスムーズに引き受けすることが出来ました。

思っていた頭数より少なかったのは少し前に数匹が虹の橋を渡っていた様です。

この子は明らかに妊娠後期なため、手術をするかの判断をしなけれななりません。

車椅子で過ごす事になった飼い主さんは猫たちのお世話だけで一苦労だと思います。

相談から1週間程ですぐに引き取りに来れるタイミングで良かったです。

猫皿の洗い物やトイレの片付けをお手伝いして、

『猫たちにお別れしなくて良いですか?』と声をかけると、、、

寂しそうに静かに首をふりました。

板前をされていたと言う飼い主さん

猫たちには板前さんゆかりの名前を付けさせていただきました。

『お子さん世帯がいない』『いても頼れない』『親族とのやり取りもない 』

独居の方は本当に多く犬や猫、ペットたちが家族となり話し相手になっています。

ただ、本当に口を酸っぱく言い続けますがそのまま飼い続けるだけではいざという時に

大切にしていた動物達が犠牲になり、結果他者に迷惑をかけることも多いのです。

ご自分に何か起こった際にペットの行く末を見つけておくのが本当の愛情ですし、癒しを与えてくれた

動物達への恩返しでは無いでしょうか。

どう見ても体調の悪そうな子達なので、しっかりとケアをして今度こそ安心して暮らせるおうちや

永年預かりさんを見つけてあげたいと思います。

ところで皆さん

よっしし覚えていますか?

岩内に2年ほど前にも保護依頼があり向かった公園に現れたズタボロになっていた猫で、

ついつい保護した経緯がありました。『ズタボロ猫の物語。』僕は知っている人の手があたたかいことを。僕は知っているこの身体を覆う被毛が美しかったことを。僕は知っているそのほほえみが真実なんだと。僕は、僕は、諦めなかった…ameblo.jp

久々に伺ったのはその場所からすぐ近くでした。

岩内も野良猫の多い地域です。

餌やり問題もまた根が深いのです、、、

北海道は野生生物等の環境保護には手厚いのですが、愛護動物はほとんど手付かずというか

野放し状態で残念なことに民間団体やボランティアに丸投げが現状です。

その相談の多くを引き受けざるを得ないのがツキネコ北海道となっているのです。

これからの大きな課題となっています。

🟣共和町 陶芸と手作り雑貨 nagomi*zu ~なごみず~さんのことプロフィール | 【nagomi*zu】 陶芸家・クリエーター みずとみすず陶芸と手作り雑貨 nagomi*zu ~なごみず~水 戸 美 鈴(mizuto misuzu)---------------◆ごあいさつ会社員をしなが…nagomizu3.exblog.jp

この相談を聞いた時に、ぜひ訪ねたい人がいました。

岩内町の隣町、共和町で陶芸家として活躍しているみずとみすずさんです。

お付き合いはかれこれ20年ほど前からで、まだツキネコが誕生していない頃からでした。

代表の吉井が経営する美容室のすぐ側に古民家の喫茶と雑貨屋さんがあり、そこによく通っていて

知り合ったのです。

その後、保護猫カフェをオープンしていくこととなりコーヒーカップやお皿を作ってもらっていました。

妹さんが里親さんになってくださり、お二人でツキネコのレンタルボックスを利用して協力もしてくれていました。

その後地元へ戻り地域に根付いた活動をされています。

コロナ禍もありなかなかお会いする機会もなかったので、猫達の保護の前にお会いしてランチをしながら

話に花が咲きました。

共和町に廃校を利用した街の施設があり見学して来ました。

元々、廃校を利用して猫の保護施設を作りたいとずっーーーっと考えていたので

この施設は理想に近いものでした。

ただ、もうすでにこの様な活用方法が進んでおり札幌市近郊での物件は殆どないのです。

美術館は時間がなくて断念

以前に行った木田金次郎美術館にまた行きたいと思っています。

北海道内のあらゆるところに保護やレスキューで出向いていますが、ただその街を通り過ぎるのではなく

どんなところなのか散策したり探訪したり、美味しいものを食したりすることが多いです。

その街を知り、猫や人の問題を知り、考え行動することを心がけています。

多忙になり個人的な旅行もできない今は、地方や全国に出張も兼ねていく場合もできるだけ楽しむ様にしています。

そこからまた人との繋がりができ今に至っているのです。

来月は九州八女市《おちゃねこやめ》さんのイベントに参加予定。

熊本に転勤されたツキネコボランティアさんに会いにいく予定です。