NPO総会 2024のご報告
2024年6月、NPO法人 猫と人を繋ぐツキネコ北海道
2023年度 NPO定期総会が無事に終えることができました。
今回採決された大切なご報告があります。
副代表として滝澤礼奈が就任したことです。
この間に子供を2人授かり転勤などもありましたが、代表の吉井の側で
苦楽を共にしてツキネコを支えてくれました。
どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
収支報告としましては、前年度の2022(令和4年)年度は毎月赤字に陥っていており
NPO事業の厳しさを痛感することとなりました。
終生飼養施設《月虹山荘》の取得は大きな挑戦でしたが、
金融機関の融資も無事に受けることができ、皆様のお陰でクラウドファンディングの
成立という夢の様な出来事が次々と現実のものとなっていきました。
ただ、その一方でこの大きな施設を猫達が暮らしやすくなる様にする為に、
思っていた以上に改装費用やメンテナンス費用が大きくのしかかって来ました。
また終わりの見えない戦争や未曾有のパンデミックは世界情勢を大きく揺るがし、
私達の生活をジワジワと脅かしてくるのでした。
このところの温暖化問題や物価の高騰等により、皆さんに寄付ばかりを募るわけにはいかない
状況を肌で感じていました。
ツキネコは相談依頼の増加による保護頭数の急増、
スタッフ不足
自分たちが思っている以上に『ツキネコ北海道』の名前は大きくなっていき、
それに追いつけないでいる自分たちがいました。
ひとつひとつに大きな責任が生じているのも感じつつ、素人ばかりの私たちには
わからないことも多く皆さんにもご心配頂いていたことと思います。
NPO総会で理事や会員の皆さんに叱咤激励されながら、ひとつひとつ問題解決
できる様になって来ました。
スタッフ新たに参加してくれた里親でもある前田は、会計の経験があり
しっかりと会計業務を取り仕切ってくれています。
様々な問題が出て来た時に相談させてもらっている弁護士さんや社労士さん
こちらもボランティアで請け負ってくださっています。
本当にたくさんのボランティアさんや仲間達がツキネコを支える力は言葉では言い表すことができません。
ツキネコ独自の《永年預かり制度》
新たに《永年後見人制度》もスタートしており、大変喜ばれております。
時代の変化に適応しながら新たなシステムづくりに取り組んでいます。
ただひとつ皆さんにお詫びしなければならないことがあります。
認定NPOに向けてこの数年間頑張って来ましたが、今年度も残念ながら認定NPOを取得には至りませんでした。
税理士さんも2箇所お願いして万全の体制で臨みましたが、短い期間で団体の規模が大きくなりすぎて経理などが追いつかない現状もありました。
一番の理由は代表である吉井の勉強不足に他なりません。
保護活動が多忙なことを理由に、事務方に任せっきりとなりしっかり勉強しなかったことに尽きます。
最終的に当団体のNPOの形が認定NPOとは似て非なるものな感じがしました。
ツキネコは早い段階で寄付に頼らない形➡️収益事業をソーシャルビジネスとして確立して来ましたが、、、
認定NPOは寄付収益が大きい方が良い様でした。
しかしそれでは銀行や金融機関の借り入れ等は無理なことだったのです。
『我々の団体は認定NPOが求める形には遠いのかもしれない』
理事会に報告をしてスタッフとも話し合い、今年度で諦めることになりました。
皆さんに長い間公言して応援してもらいましたが、お約束を果たせず申し訳なくお詫びさせていただきます。
力足らずで大変申し訳ございませでした🙇♀️
これも活動をしていく中で意味のあることだと
感じています。
認定NPOになれなかったこそ、また違う活動の仕方があると思っています。
これからも、責任ある活動と共に持続可能な団体を目指していきますので
どうぞよろしくお願い致します。
NPO法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道
代表理事 吉井美穂子
副代表 滝澤礼奈
スタッフ一同